2004年8月号


第4回 「堀河さんの桃」の巻

 いやーどうもどうもお久しぶりのフルーティー仙田です。相も変わらず下品な写真で始まってしまった事を心よりお詫び申し上げます。

 さて、今回スポットを当てたい果物は、ズバリ桃であります。前回ジョージ(吉祥寺店)の高野さんの文章にも書かれているとおり、先日桃の生産者、山梨県の堀河さんの元へお伺いしたのでありますが、その時のことをちょっとだけお話ししちゃいます。

 まだ果物担当になって半年たらずの私フルーティーにとっては、堀河さんとはほとんど初対面だった訳でありますが、そのステキな人柄にはビックリ仰天であります。

 我々を回転寿司に招待し、ごちそうしてくれた堀河さん。「いやー、やっぱりビールは一番絞りが一番旨いね!」という彼の言葉にちょっぴり感動!この自然食業界にありがちな息苦しさを、みじんも感じさせない堀河さんの若干ゆるいキャラクターに、私、フルーティー、ますます惚れてしまったわけであります。ただ、そのとなりで、ベジタリアンの吉祥寺店・高野さんがひたすらかっぱ巻ばっかり食べていたのが、私、フルーティー、おもしろくて、おもしろくてたまらなかった訳であります。

 いい加減、桃の話せーよ!!と言われそうなので、そろそろ桃の話でもしちゃいます。なぜ堀河さんの桃がこんなに甘くておいしいのかといいますと、その秘密は、土づくりにありました。

 普通桃の木というのは、10年から、15年くらいが寿命だそうです。しかし、堀河さんの桃の木は、20年から、長いものでは30年も生きています。それは堀河さん曰く、土が出来上がっているからだといいます。いい土だからこそ、木の寿命も長いのだと。う〜ん、さすが一番絞りを愛する男であります。

 それでは、その堀河さんの土づくりにおける工夫をちょっとだけ紹介しちゃいます。企業秘密でもあるので余り詳しくは書けないのですが、ちょっとだけバラしちゃいます。(堀河さんには了解済みです。)

 まず、土づくりはシーズンオフの10月頃に1メートル位、土を掘ることからはじまるそうです。そこに木の枝の束(腐敗したもの)を堆肥と一緒に埋めることによって、土の中に空気の層をつくるそうなのであります。そうすることにより、土が暖かくなり、保水と排水のためにも都合がいいそうです。また、機械を使って土を耕すときも、その機械の重みで、深い部分の土が圧縮され、固まってしまうのを防ぐ、クッションの役割にもなり、さらにその空気の層に桃の根が張っていく事も重要だと堀河さんはいいます。

 なるほど、口で言うのは簡単ですが、その苦労は計り知れないものでありましょう。毎年、畑を1メートル位掘り起こし、しかもそれを年々、広げていくというのですから。 

 また、堆肥は、モグラ堆肥と呼ばれる、微生物のぼかし堆肥を使用しているそうで、それ以外には、保水のため、牛ふん等を入れることもあるようです。

 いやーそれにしても、土づくりにこだわりぬくこの堀河さんの意気込み、ぜひ、桃を通してお客様へ届いて欲しいものであります

 そして、堀河さん、今年も美味しい桃をありがとう。また飲みに連れてってください。ボクも一番絞りは大好きです。実はエビスより好きです。それでは、今回はこれにて失礼させていただきます。それでは!!

(荻窪本店 仙田)