2004年5月号
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| いつもグルッペの果物を選んでくださってありがとうございます。 実は4月から野菜、果物の栽培方法の表示法が変わったという事は前回、「八百屋みどりのお伝えしたくて」にてかかれている通りなのでありますが、それにより「無農薬(あるいは減農薬)、無化学肥料」等の表示ができなくなってしまった事は大変残念極まりない事でございます。 その様な表示ができない今、お客様は、何を基準に果物を選んだらいいのかよーわからんくなってしまった訳です。味をみて選んでいただくのはモチのロンとして、それ以外に私、フルーティーが出来る事、それはその果物を作って下さっている生産者の人達の人柄や、その果物づくりへのこだわりを、もっともっと皆さまに知っていただく事であると思っております。うーん、そこんとこお伝えしたくて♥ そこで今回は、最近始まった甘夏の生産者、「反農薬水俣袋地区生産者連合(以下、反農薬連)」にスポットを当てたいと思います。 水俣といえばみなさんは何を連想しますか?それはやはり公害だと思います。世界で唯一公害病の名前に地名が使われたあの水俣病。しかしその体験をふまえて、無農薬のみかん栽培をめざし、「毒を食わされた者は毒を食らわすことを拒否する」「被害者が加害者にならない」を合い言葉に、20年前に結成されたのがこの反農薬連なのであります。 公害の原点である水俣だからこそ、反農薬に取り組み、その安全性に対する思いの強さは並大抵ではないのです。生産者の一人、杉本栄子さんは水俣・反農薬連が定期的に発行している情報誌「かづら」の中でこう述べています。 「生きんがためにも農薬は、絶対やめるべきじゃなかかな。自身が水銀で犯されて…毒の恐ろしさ、薬の恐ろしさも、身体が知っているし、それが一番恐ろしかもんじゃけ、たんに売らんがためのみかんじゃなしてですね、食べるみかんじゃち。 どんなに冒された身体ででも、食べてくれる人達がいる限りは、ちゃんとつくっていこうと。自信が水俣病で冒されていたからこそ、無農薬のみかんでないといかんのだと。 健康のままだとやっぱ農協のいいなりに農薬など使っただろうし、ただ売るだけのみかん、心のこもっていないみかんになっていただろうと思います。 このみかんを買って食べてくれる人達がいたということは、ほんなこつ、私達に生きがいをば教えてくれなぁと。このみかんを食ってくれる人がいるかぎりは、一生懸命作ろうと。今は、生きる楽しみが出来た、いう感じです。」 いかがでしょう?この想いの強さ。一人でも多くのお客様へこの想いをお伝えしたくて♥ そして、そのお客様の声をまた、生産者の方々へお伝えしたくて♥それが私達の仕事なのだと、いよいよ最近になって気付いてきました。 また、反農薬連の甘夏は味でも負けてはいません。皮をむいたその瞬間から香る柑橘系の香り、たっぷりの果汁、そして口の中に広がる絶妙な酸味と甘み。うーん、本当にフルーティー♥ 先月のセールで特売品であったこの反農薬連の甘夏、今月のセールでは、なんと特売品ではないこの甘夏。なんともタイミングの悪いこのコーナーと共に味わっていただきたい一品 であります。そこんとこ、お伝えしたくて♥ (荻窪本店 仙田) |