2004年2月号


ミスター・ハターズ・ロンリーハーツ・野菜トーク  最終回

「“有機八百屋の一日”」編

ハター(以下ハ):マダム、今回はオレたち八百屋の一日をみなさんに紹介しようぜ。

福田“マダム”みどり(以下ミ):そうね、たまには趣向を変えましょうか?早速始めましょう!

ハ:OK! まずは朝起きて歯を磨いて詩吟を唸って…。

ミ:そんな所から始める必要はないでしょ!私がやるわよ、もう。一部のスタッフは野菜や果物を受けとりに行くために日が昇る前から動き出します。その他のメンバーは八時半から仕事が始まるのね。

ハ:ニューヨークでは夜の9時にあたるんだよな。

ミ:NYは全く関係ないでしょ!いろいろな問屋さんや、農家さんから沢山の野菜や果物が届いているのを仕分けして、店に並べます。農産物は日に日に産地や農家や状態が変わります。それらを総合的に判断して値付けをするんです。

ハ:新物の野菜が入ってたりすると嬉しいよな〜。「あ、今年も柴本さんのカブの季節が来たか!」とか。

ミ:大忙しで、店頭に野菜を並べてもすぐに開店の10時。さあ、開店です!

ハ:店づくりは終わり。でもまだ次々と野菜や果物が入荷するからそれの片づけやら、野菜の袋詰めなんかの仕事の始まりだ〜。

ミ:お客さんたちから電話やFAXで配達の注文が入るからそれの荷造りの仕事も始まるわ ね。12時前にひと休み。果物やおかしとお茶でちょっと一服。

ハ:マダムがオレだけに特別に入れてくれるお茶、うまいんだけど少し苦いんだよね。それにしても近頃手足が痺れてるんだけど、なんでかな〜?

ミ:(ニヤリ)今月も保険金支払っておいてあげたからね…。1時から交代で食事休憩に出かけます。遅い人は昼食が4時、5時になってしまうこともよくあるわね…。午後からはいろんな仕事と平行して明日以降の野菜の注文をします。

ハ:全国の問屋さんや農家さん、そしてNYやベガスの…。

ミ:NY、ラスベガスはぜんっぜん関係ないでしょ!身土不二、バナナ以外は全部日本国内の農産物だけを扱ってるんだから。

ハ:オレたち男性陣は3時から車で配達に出ます。ご年輩のお客さんや、小さい子供さんのいるご家庭に特に喜ばれている配達サービスの内容については、グルッペ各店舗にお問い合わせください。荻窪本店の電話番号は03(3398)7427。「東京ゼロサン耳クッパ梨煮な」で覚えてください。

ミ:そんな語呂で覚えられる人間はいないわよ!・・そんなこんなで七時半の閉店時間。店を片づけに約一時間かかって、八時半には終わるわね。忙しかった日にはそれ以降もいろんな仕事が残ってるけれど。野菜や果物がよく売れた日はああ、よかった!って感じ。

ハ:でもこうして話してみると、なんだかあっけないよな!

ミ:でも毎日野菜や果物たちと仕事しているのは楽しいじゃない。かわいいあの子たちがお客さんに喜んでもらえた時が本当に嬉しいよね。

ハ:さて、1年以上にわたってみなさんにお付き合いいただいたこのトークも今回が最後です。オレは勤めを終えて野菜の星に帰ることになりました。72万光年離れた野菜の星からいつでもみなさんにベジタブル・ラブを!

ミ:最後までわけのわからないことを言ってるんじゃないわよ!いつもどおり荻窪店でお会いしましょう!それじゃ、

ハ&ミ:野菜は永遠に不滅です!!

(荻窪本店 畑)

※このコーナーはフィクションであり、登場人物に関しては事実に基づいておりません。