2003年10月号


ミスター・ハターズ・ロンリーハーツ・野菜トーク  第12ラウンド

「高見盛で秋まっ盛り」編

ハター(ロックバンド「野菜」vo.以下ハ)みなさん、こんにちはー!今回は地中海、コートダジュールの海の見えるホテルからお送りしま〜す♪

福田“マダム”みどり(荻窪店の女豹、以下ミ)テカテカの見栄はやめなさい!見回せばタウンセブンにラーメン屋、青梅街道・・・、かぎりなく杉並区は荻窪でしょ!

ハ:マダム、想像力は世界を変える。昔の人に学べ。「秋来ぬと/目にはさやかに/ 見えねども/風の音にぞ/驚かねぬぞ」ってやつよ。イェー!

ミ:さっきまで青い顔して暗記してたのはそれ?(底の浅い男〜。)まあいいわ、今回はその秋が旬の根物、里芋さん。いらっしゃ〜い♪

里芋(以下サ):アラいやだ。いっつも土ン中いるもんで、こっただとこ出るのとっても恥ずかしんだなや〜。稲より昔から日本人に育てられて食べられてきたべ、あたいら里芋は〜。万葉集にも出てるだ〜。

ミ:なんとも土臭いキャラクターね。ところで、里芋はサトイモ科、ジャガイモはナス科、サツマイモはヒルガオ科っていう風にイモはイモでも別々の種類なのね。

ハ:それにイモと言えば、ジュリーこと沢田研二が駅員に「イモ!」って言われたのに腹立てて頭突きを食らわした事件が記憶に新しいな。

ミ:全然新しくないわよ!何十年前のネタ?話を脱線させないで!・・・里芋さん、サトイモの中でもいろいろと種類があるんでしょ?

サ:そんだな〜。大きく分けて3種類。親芋だけを食べるもの(タケノコ芋)子芋を食べるもの(土垂、石川早生)親も子も食べるもの(八頭、セレベス)の3つだっぺ。

ハ:人間界にはどっかの国の偉大なる将軍様や攻撃大好き大統領みたいに、親子そろって食えない連中がいるけどね。

ミ:さ、拐われるわよ!煮物はもちろんだけど、茹でただけで塩ふって食べる「衣かつぎ」。あれだ〜い好き♪シンプルさが最高!

サ:もう過ぎちゃったけど、旧暦八月の中秋の名月には団子のほかに里芋を備えるべ?もともと里芋の収穫を祝う習慣でもあっただよ。古代の日本では米と同じように大切な主食だったんだ〜。

ミ:昔の宮廷の女房たちは、萩の箸で里芋に穴をあけてね、それで満月を眺めては、肌の美しさ、若さがいつまでも続きますように・・って祈ったんだってね。夜露のついた里芋を食べれば若返る、って信じられてたらしいの。

ハ:いずれにしろみんな老いて死んじゃったけどね。

ミ:なんであんたはそういう夢のないことを言うの!だからモてないのよ!!

ハ:いや〜、コートダジュールにも秋の風は吹くんだね〜♪見ろ、地中海の夕日だ!

ミ:あなたのは夢でなくて「妄想」。病院に行きなさい!!

(荻窪本店  畑)