2003年9月号


ミスター・ハターズ・ロンリーハーツ・野菜トーク  第11ラウンド

「やったぜ猛虎!野菜トーク・タイガース万歳」編


ハター(「グルッペ阪神ファンクラブ」会長:以下ハ)18年ぶりの阪神優勝!!やりましたね!このコーナーを通じて応援してきた甲斐があったよな!

福田みどり(通称マダム、以下ミ)現時点ではまだ優勝決まってないでしょ!それにあなた野球に全然興味ないくせに、「阪神ファンクラブ会長」?!ありえない!

ハ:(小さな声で)阪神優勝の経済効果は6500億円て言われてるんだぜ。ここで便乗しとけば何万分の一かがオレたちに転がり込むって寸法だ!ウハウハのビバノンノンだぜ!!

ミ:(心中で:ちっちゃい男〜。夢がない〜。しかも間抜け〜。)ふう。始めましょうか。今月のゲストはおいしい秋の野菜といえば、おナスさん。(京風に)おいでなす〜!

ナス(以下ナ)こんにちは。煮てナイス、焼いてナイス、炒めても揚げても漬けてもナイスな、わたしはナス。千二百年も昔から日本人に愛されてきた野菜だなす。

ハ:確かに!特に女たち。うちのじいさんなんて「女のナス嫌いと男の由美かおる嫌いはいない」って言い残してったぜ。リスペクト、マイグランパ。イェ!!

ミ:・・遺伝、ね。でも確かに女ってホントにナスが好き。ねえ、ナスはもともと「奈須比」って言われてたのを平安朝の女官たちが「おなす」って呼ぶようになったらしいね。

ナ:その「奈須比」というのは「茄子」の実「茄子実」から来たという説と、中にえぐみのある実「中酸実」説、夏に実がなる「夏実」説があるんだなす。

ハ:「モー娘。」の阿部なつみは「なっち」だけどね…。でも茄子って面白いよなあ。うちで売ってる「小布施なす」「庄屋大長なす」みたいな地方品種や在来種が全国に160種以上あるし、諺もいろいろあるし。失いたくない歴史・文化の一部だな。

ナ:「一富士、二鷹、三なすび」とか、「親の意見とナスビの花は百に一つも無駄がない」とかね。

ミ:女として気になるのは「秋茄子は嫁に食わすな」っていうやつ。あれどういう意味?

ハ:(ふるえ、呼吸が荒くなる)や、やめとけ…。やつらの問題に首を突っ込むのは!下手したら日本中、いや世界中の嫁姑から付け狙われるぞ!有史以前から存在し、世界のあらゆる紛争や戦争が解決した後、人類が死に絶えるまで残るのが嫁姑問題だぜ。

ナ:秋茄子は肉質がしまり、皮が薄くなってとにかくウマ〜イ♪こんなうまいものを、「嫁になんかやってたまるもんかい!」という「姑性悪説」と、「秋茄子は種が少ないから子宝に恵まれなくなる、あるいは身体を冷やすから」という「姑性善説」がありなす。

ハ:そして今、その諺の真実を教えよう!ナスに含まれるコリンという物質。肝臓を強める力を持つほかに興奮・強壮作用もある。秋ナスのあまりのうまさに嫁がたくさん食べてしまったなら…。時は秋の夜長…イヒヒ!もう「阪神タイガース万歳♪」ってなもんや!!マダム、キミもどないや?…な、なんやそのバットは?!

ミ:「万歳!」はあなたの頭の中だけでたくさんよ!(その後、音声が途絶える)

(荻窪本店 畑)