2003年6月号

ミスター・ハターズ・ロンリーハーツ・野菜トーク  第8ラウンド

ハター(野菜と語る男、以下ハ):(奇妙なリズムでダンスしながら)おれはYOH!♪ 野菜がYOH!♪ 好きなんだYOH!♪

みどり(福田翠、通称マダム、以下ミ):ねえ!なんでラップなの!?ねえ、なんで!?

ハ:いやー、若者の心をつかんでやろうと思ってね。それならやっぱヒップホップ音楽でしょ!YA♪!YOH♪!(ダンスは続く)

ミ:(ため息をついて)発想自体がおやじくさっ!ほんとにしょうがないわねえ。さて、ゲストの紹介よ。今月は、しょうがなくてもショウガさん。くすっ!(じぶんのしゃれで自分が笑う)

ショウガ(以下ショ):(嘆きで頭を振りながら登場)あんたら…。怒るで。ホンマ。まあ、ええわ。わてが薬味界の重鎮にして、薬用としても大物のショウガだす。

ミ:ワサビやニンニクとならんで私たち日本人にはなじみ深い薬味野菜ね。お寿司のガリ、焼きそばの紅しょうが、冷や奴のおろしショウガ、焼き魚に添える芽ショウガ。主役ではないけれど、存在感のある脇役・・・。

ハ:沢田亜矢子の元旦那、ミスター・松野みたいな感じ?それとも野村サッチーとか…。

ミ:ショウガのイメージを下げてどうすんの!あんたの出した例は嫌われ者の脇役ばかりじゃないの。確かにあ の人たちの存在感は超一級だけど。

シ:もうええわ。わてらは食用のほかにもな、漢方でもなくてはならない素材ですねん。まさに医食同源ですな。胃を強くして、消化を良くし、咳を鎮める効果がありますねんで。冷え性にもよく効きますわ。わてらを食べれば体がポッカポカー♪のオッペケペー♪だす。

ミ:ショウガに含まれる辛み成分のジンゲロールには強い「抗酸化力」が認められているから老化や生活習慣病に対しても有効だと言われているわね。

ハ:でも負けるが勝ちってことがあるからね。老化や病気には「コーサン」しても恥じゃないよ。

ミ:いつもいつもくだらなすぎ!この口か!この口が言うか!!(ハター:「痛たたたたっ!」)「降参」じゃないでしょ。抗・酸・化・力って言ってるでしょ!老化や病気にうち勝つ力!

シ:ブルブルブル。思わず顔をしかめたくなる凄惨な痴話喧嘩でおまんな…。顔をしかめる言うたらな、高浜虚子って俳人が「生姜湯に顔しかめけり風邪の神」って句を詠んでますわ。今「SARS」がアジアを震え上がらせてて、お上のほうでいろいろな対策とってるようでんな。そやけど肝心なのは一人一人がな、普段の生活を通じて体を守る免疫の力を維持しとくことやおまへんか?わてらショウガはその助けになるかもしれまへん。一緒に「SARSの神」の顔をしかめさせてやろやないですか。

ハ:いいこと言うぜブラザー!高い薬代や医療費を払わなくても自分の食生活で自分を守る。あんたサイコー!よーし、おれもファンキーに頑張るぜ!グルッペでYOH!♪野菜をYOH!♪買ってYOH!♪(再び妙なリズムで踊り出す)

ミ:あんたのどうしようもなさに今頃、読んでる人たちが顔をしかめてるでしょうね・・・・。

(荻窪本店 畑)