ミスター・ハターズ・ロンリーハーツ・野菜トーク 第6回 |
| ハター(以下ハ):マダム、オレたちのこのトーク、宮武さんて人が編集してる「滑稽新聞」て雑誌に隔週で連載されることになったんだ。これでオレたちも有名人だな! みどり(福田翠、愛称マダム、以後ミ)えっ、ホント?ちょっと待って化粧直してくる! ハ:アハハハハ!ばっかだなあ!エイプリルフールだよ、四月馬鹿だよ。嘘に決まってるだろ。(急に殺気を感じる)ぼ、暴力はやめようよ!軽いヒュウモアだよ。ヒュウモア。 ミ:なにがヒュウモアよ。四月一日でなくても年中無休で嘘とハッタリの中毒でしょうよ、あんたは!その虚言癖と誇張癖をなくさない限り武力攻撃も辞さないわよ。 キャベツ(以下キャ):夫婦げんかはやめてください!(ミ:「夫婦じゃないわよ!」)今回は私たちキャベツの番ですね。寂しいので一族郎党連れてきちゃいました。みんなおいでー。ケール、ブロッコリー、カリフラワーにプチヴェール、芽キャベツちゃーん。(一族たち:「わーい!!」) ハ:アブラナ科みんなでやってきたなー、ブロッコリーも仲間だったのかよ!豪華な面々だなあ。だけど紙面上収集がつかないから春キャベツだけ残って後は帰れ。 キャ:乱暴だなあ。だから森川愛ちゃんにも逃げられるんだ。私たち春キャベツは秋に蒔かれて春から初夏に収穫されるんで、通称「春玉」って呼ばれてます。巻きがゆるやかで水気が多くてやわらかいので、どっちかと言うと生食にむきますね。トンカツの千切りなんかには最適ですね。ビタミンCは水に溶けやすいんですが、千切りキャベツを水にさらしても1割ほどの損失しかありませんから、しゃきっとさせるためには水にさらすのもいいですよ。 ミ:春キャベツの千切り、甘くておいしいのよねえ。でもベーコンと炒めてもおいしかった!パスタの具にしてもgoo!。 ハ:オレ、グルッペに入る前はキャベツに春玉と寒玉の違いがあるなんて全然知らなかった。食べ方の違いだってもちろん知らなかったよ。なじみがあったのは湯宴ランドによく来る「チビ玉三兄弟」くらいだったもんな。あいつらの貰うオヒネリが羨ましくてさ・・。 ミ:志が低すぎるわよ、まったく。えへん(咳払い)あなたたちキャベツは大根に次ぐ作付け面積、出荷量なんですってね。そんなに沢山食べている気はしないんだけど、気がつくと冷蔵庫にはいつもある、そんな関係ね私たちって。 キャ:私たちってわりと日持ちしますから。でも私たち春玉キャベツは寒玉に比べて、呼吸量が4,5倍でその分早く鮮度が低下してしまいます。ですから、なるべく早めに食べてくださいね。よろしく! ハ:初々しくていいねえ。あ、そういえばオレもグルッペに来て1年経ったんだなあ。今も本当に初々しくて、弾けそうで瑞々しい好青年だよなあ。自分にうっとり。 ミ:(帰り支度をしながら)まだエイプリルフール続けてんの?あんた存在そのものが冗談なんだから必要ないでしょ。この世界から「あんたは冗談でした」なんて言われるんじゃないの ?(周囲を見回す)あれ?ハ、ハター?どこ行っちゃったの?まさか本当に存在が冗談・・・・?(そして沈黙だけが残った) (荻窪本店 畑) |