2004年6月号
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| 東京から車で高速を走る事2時間、山梨県北巨摩郡高根町にある真営農場に行ってきました。富士山、南アルプス、八ヶ岳といった雄大な山々に囲まれ、緑あふれるとても素晴らしいところに畑はあります。 今、畑では春の収穫真っ盛り、レタス、ブロッコリー、キャベツといった青物を中心に、色とりどりの野菜が美味しそうに実っていました。畑を案内してくれたのがこの道22年の大ベテラン、代表の梶原さんです。とても大柄で迫力のある風貌はまさに、 “畑の主”。 どんな質問にも的確に答えてくれ、キリッとした態度からも農業に対する真摯な姿勢がうかがえます。三鷹店では5月〜12月までの約半年間、朝採り野菜の宅配をはじめ、味と鮮度に自信を持っておすすめできる生産者です。 梶原さんの農業のキーワードは“継続”です。有機農業を始めようと思ったのも継続できるものにしたいと考えたからだそうです。土や環境に負担のかかる農薬や化学肥料の使用はせず、必要以上の資材なども使わないといいます。 「今、色々な農法があるけど、複雑でその人にしか出来ない農法では仕方が無い」こう話す梶原さん。確かにどんなに素晴らしい農法も、人へ伝えられなければ拡がりがありません。人から人へ伝えられていく農業こそが梶原さんの言う“継続”なのだと思いました。 そんな真営農場が目指しているのは“誰にでも出来る農法”です。 “その土地に合った品種の種を、その時期に合った時にまき、タイミングよく収穫する” このことが一番重要だと言います。あたりまえのことだが、土地に合わない品種の種をまけば拒絶されてしまうし、時期を無視すれば丈夫に育たない、そして収穫のタイミング、もう少しもう少しともったいぶると一気に虫に食べられてしまうので、ためらわずに収穫するのも大事だそうです。 基本的なことを、しっかり着実にやっていく事で成果を上げてきた、梶原さんの言う事には説得力と自信がありました。 しかしながら、有機農業にはリスクはつきものです。前の週まですごく良かった野菜が、今週は全く採れない、などはよくあること。去年の冷夏では、ナスやピーマン、トマトなどの果菜類がほとんど採れませんでし た。トマトに関しては全滅に近い状況だった。そんな時はさすがにこたえるといいます。 “誰にでも出来る農法”…といっても、農業をするのにはそれなりの覚悟と根気が必要なのだとつくづく実感しました。 真営農場の野菜は見た目にもきれい。色鮮やかでいかにも美味しそう。見た目も出荷する上で必要な要素だと考えているからです。 「無農薬の野菜は汚くても仕方が無いというのは生産者の甘え」と話す梶原さん。しっかりときれいに出荷するのが農家の仕事。そこに農薬を使っている、使ってないなどは関係ないのだと思います。 一年中、どんな野菜も手に入るようになった今、だんだんと“旬”というものがなくなってきています。地場のもの季節に合ったものを食べる事が、人間にとっても、環境にとっても一番いいことだと思います。全て露地で栽培されている真営農場の野菜は“旬”そのもの。だから味が濃くて美味しい。旬のもつ“美味しさ”“力強さ”そんなものがいっぱいつまった野菜は、毎週金曜日(荻窪本店、吉祥寺店は翌日)の午後に届きます。 今は、レタス、ブロッコリー、葉物などの青物が中心です。美味しい真営農場の野菜を、是非一度食べてみてください。 (三鷹店 峯岸) |