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9月14日、我々グルッペ一同は、昨年まで取り扱っていた「いせひかり」という硬質の玄米の生産者、「玄米家族」の坂本さんを訪ねて、いろいろなお話を訊いてきました。 まず田んぼを見学させていただいて感動したことは、「有機栽培」とお聞きしてはいたものの、実際は、限りなく「無肥料栽培」に近いものであったことです。 「無肥料栽培」とは、農薬を使わず、土に肥料(化学肥料はもちろん、有機肥料すらも)をまったく与えず、太陽からの光や熱というエネルギー、月からのエネルギー、そして大地そのものが持っているエネルギーにより、「土」そのものが活性化し、作物を育てていくという不思議な農法で、「自然農法」のひとつでもあり、今最も注目されている農法と言えます。 実は坂本さんをお訪ねする一週間ほど前、我々は千葉県の高橋さんという「無肥料栽培」の農家を訪ね(次ページでレポートを掲載しています)、化学肥料による害はもちろん、有機肥料ですら硝酸態窒素汚染等の問題があることをお聞きし、「無肥料栽培」の素晴らしさを痛感してきた矢先だったのです。 坂本さんの場合、肥料は与えるものの、それは群馬から取り寄せたくず大豆を少々と、あとは稲、裏作の小麦のすき込みのみというもので、化学肥料、農薬はもちろん、動物性有機肥料すら全く使用していません。 しかも場合によっては、くず大豆すら使用しないこともあるようで、一言に「有機栽培」とは言っても、「無肥料栽培」に限りなく近いわけです。 そして坂本さんの農法のもう一つの特徴として、苗と苗の間隔を十分にあけることがあります。こうすることによって、もちろん収量は減りますが、風通しが良くなる分、虫が発生せず、農薬が必要なくなるのです。 それにしても、坂本さんの田んぼは、どこをみても苗が生き生きとしています。他の生産者の田んぼの苗は、風の影響で倒れてしまっていても、坂本さんのそれらは力強くそびえ立っていました。このようになえと苗の間隔を十分にあければ、一本一本の苗が力強く、元気になっていくとおっしゃっていました。 坂本さんの話では、「有機農法」に切り換えて、三年経った頃、突然「土」が米づくりに適した「土」に変わってきたと言います。 そのころには、今まで悩まされてきた雑草が突然減ったらしく、「オヤジ!!(坂本さんのお父さん:慣行栽培をされてきた方)除草剤まいたべ?」「いや…、まいてねぇぞ!」等という会話が交わされるほど「土」の質が変わってきたそうです。 そして我々を感動させたもう一つの発見は、坂本さんご自身の明るく楽しい人格でした。 我々が農法についてお尋ねしたときも、「農薬も化学肥料もいらねぇーなんて楽でいいですわー」と言って笑い飛ばす坂本さんには思わず我々一同大爆笑。農業においての苦労は当然あるはずなのに、そんなものは微塵も感じさせないほど明るいその人格は、そのままお米に映し出されているような気さえしました。 また、坂本さんご自身、マクロビアンであったことも驚きで、見学当日は我々の分の昼食としてマクロビオティック料理をご用意してくださいました。坂本さんご自慢の硬質でコクのある玄米「いせひかり」を主食とした野菜料理は本当においしく、肉や魚なんていらないと思うほど旨味がありました。 今年は「あきたこまち」を作っていただいており、グルッペで「いせひかり」を扱うことはできませんが、新米の「あきたこまち」が入荷するのをぜひ皆さん楽しみにしてて下さい。グルッペスタッフ一同自信を持っておすすめします。 坂本さんのお人柄とお話、田んぼの様子やお米の味、そのすべてに我々は大満足で千葉を後にしました。 (荻窪本店 仙田) |