2002年2月号

 節分のイベントと言えば、豆まき!豆まきは、ご存知のように、「福は内、鬼は外」といいながら煎った大豆をまき、自分の年の数だけ豆を食べることで、1年間病気になるのを防ぐと言われています。もともとは、宮中の行事だったのが一般家庭に普及して、今では、子ども達もお楽しみの季節の行事となりました。

 豆まきの豆について、重要なことのひとつは煎り豆を使うことです。万一生の豆を使って、拾い忘れた豆から芽が出るとよくないことがあると言われているそうです。
 ところで、なぜ「豆」まきなのでしょうか。どうして、豆が鬼を追い払うのでしょうか。そのナゾはこの固―い豆の性質にあります。

 大豆は「木火土金水」の五行では金」に属します。最初に煎ることで、この大豆は火気にあてられ「火剋金」の原理で力を弱められ、さらに「鬼は外」と外にまかれて捨てられたり、「福は内」と人々に食べられたりします。要するに豆はみんな「やっつけられて」しまいます。

 古来疫病や災厄というのも金気に属するものと考えられていました。豆(金)は鬼をやっつける道具とされていますが、実は鬼(災厄)でもあるのです。つまり、豆まきは、豆(金)をまくことで、「金剋木」で金気に剋されるはずの「木」の気=春の気を助け、春を呼ぶ行事でもあるということ。ちょっと力の関係はややこしいですが、豆まきひとつにもいろんな意味があって、おもしろいですね。

 最近の豆まきでは、大豆からさらに発展して、「下に落ちた豆を食べるなんてきたない」からと、ピーナッツを使う人たちもいるそうです。未来の豆まきはどんなことになっているやら。 ちなみに、私の実家(中部地方)では、近所や親戚の子どもが集まって、大人にチョコレートやキャンディ、クッキーなどのお菓子と5円玉をまいてもらっておりました。上京してしばらくたって、普通はそんなことはしないと言われた時のカルチャーショック!!

 みなさんの周りではどんな豆まきが行われているのでしょうか。東西の違いだけでなく、各家庭の豆まきは意外におもしろいかも!

(荻窪本店 池田)