2002年夏号

 今回は茨城県玉造町で“無肥料栽培”という方法で人参をつくっている仲居さんを紹介します。無肥料栽培とは、簡単に言えば、肥料を与えずに作物を栽培する方法です。

 仲居さんはいつも笑って話をしてくれますが、始めた頃は難しくて、出来るわけがないと思っていたそうです。それまでの仲居さんは、自分の技術や力で作物を作っていると思っていました。しかし無肥料栽培を始めてから、それまでは見えなかった自然のメカニズム、素晴らしさに気付き、感動させられ、いつからか、心から自然に感謝するようになっていたそうです。20歳頃から農業をはじめて30年。有機栽培から無肥料栽培に転換して4年になります。今作っている作物は人参で、残りの畑も無肥料の畑に切り替えるために何も植えていないそうです。

 作物には生きていく自覚があって、草が生え、枯れて土になり、また草が生えて・・・と繰り返すことで自然にその場を自分たちにとって居心地の良い場所に替えていく力があるそうです。単純に考えれば生物なので僕らと同じって事ですね。無肥料に切り替えて4年、未知の農業なので、仲居さん自身が素人のように新しい発見に感動しているそうです。

(三鷹店 櫛田)

仲居さん

「楽しく笑顔で農業をやっているから選んで買っていただいたお客様にも楽しく美味しく食べていただけたらいいな」