2004年4月号

今更訊けない!
 第5回 「野菜の保存方法」の巻

なんとなく知っているつもりで、でも人に訊かれたら答えられない、そんな心配をしている新米スタッフがベテランスタッフに質問するこのコーナー。今回は野菜の保存方法」についてです。

佐藤:せっかく新鮮な野菜を買ってもそれを冷蔵庫に入れるべきなのか、常温保存すべきなのか悩むことって多いんですよね。そして、食べる前にダメにしてしまうことも…。野菜の保存方法のコツは何でしょう?

福田:そうね。でもその前に「新鮮な野菜だけがおいしい」とは限らないのよ。

佐藤:へっ?

福田:例えば、ごぼう。確かに新ごぼうはみずみずしくておいしい。でも、ひねごぼうは味がギュッと濃縮してるでしょ。白菜も同じね。春物もいいけど年をとった野菜にこそ、その独特なおいしさがあるのよ。それに大根も。昔は真冬には収穫できないから保存して大切に大切に頂いていたのよ。あっ、もちろん葉は先に食べるけど。

佐藤:ほっほー。

福田:家に野菜を常備する考えを持ってほしいのよ。台所の裏など涼しいところに置いてね。昔ながらの知恵で野菜をおいしく頂いてほしい。そもそもいい野菜、化学肥料を使わないで育った野菜とかは腐りにくいのよ。

佐藤:ふぅーん、なるほどねぇ。ところで本題の保存のコツとは?

福田:葉物は冷蔵庫に立てて入れる。野菜の入った袋の口は閉めた方がいいわね。4、5日、食べずにしんなりしてしまったら、水にジャブジャブつけてみて。野菜全体をね。そうすると野菜が生き返るのよ。小松菜とかほうれん草とか。後は、そうねぇ。基本的に夏の野菜は冷やしすぎないことね。トマトやスイカにとって冷蔵庫は寒すぎてツライ状態なのよ。冷やしすぎると味が落ちてしまうから本当は食べる直前に冷蔵庫に入れた方がいいのよね。それか新聞紙で包んでから冷蔵庫に入れるってのも手ね。かぼちゃも冷やしすぎると溶けてしまう。わたを取った方が保存が効く、ってこと知らない人多いのよね。

佐藤:野菜の概念を始めからひっくり返されたような気がします。目からウロコが落ちたような。思わず話に聞き入ってしまいました。これからは野菜の本来の姿を大切にしながらそれぞれを味わいたいと思います。

(荻窪本店 佐藤)