2004年7月号


『タオのプーさん』
ベンジャミン・ホフ 平河出版社

 何かと忙しい毎日。何か大切なことが見えなくなっていませんか?先日、違う本をさがそうとしていて、忘れてたこの本がわが家の本棚からひょっこり現われました。まるで、久しぶりの友達に街で偶然、出会った様に…。

 タイトルの「タオ」は中国語で「道」のこと。「プーさん」は、あのA・A・ミルンの絵本「クマのプーさん」です。あのプーさんがタオイスト(老荘思想)のマスター(導士)!!??この本の作者ベンジャンミン・ホフさんがプーの物語からタオイズムを解説してくれます。

 プーさんは何も難しいことは言いません。プーさんの存在そのものが「タオ」を体現しているからです。

 今回久しぶりに読み返して見たけど、何だかわかった様な、わからない様な…。そもそも老荘思想って言ったって…。

 でも、むずかしいことは置いておいて、肩の力を抜いて自然の声に耳をかたむけられる様になれればと思います。過去の後悔も未来の心配も忘れて、今を大切に生きたいですね。(あと、ユーモア少々)

 コブタがプーさんに聞きます

「朝おきたときね、まず第一に、どんなこと、かんがえる?」

「けさのごはん、なににしよ?ってことだな」

 プーさんがこぶたに

「きみは、どんなこと?」

「きょうは、どんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」

 プーさん

「つまり、おんなじことだね。」

(吉祥寺店 澤田)