2003年10月号

「100万回生きたねこ」
佐野洋子作・絵  講談社 

 たまには絵本はいかがですか?

 最近、「複合汚染」(有吉佐和子著・新潮社…未だ何十年たっても考え深く、今だかつて新鮮味させ感じられる)や、「遺伝子組み換え食品」(天笠啓祐著・緑風出版)など、深い本を読んでいたこの頃。

 ふと久々に棚から1冊!数年前、お誕生日や特別な日に、人に絵本をプレゼントすることを楽しんでいた頃の一番のお気に入り、佐野洋子作・絵 「100万回生きたねこ」を手にとり、どきどきしながら開いてみました。

 ちょっと生意気な猫が、生まれて、生き返って、100万回生きて、そして…。その中で、出会いを重ね、自分のために誰かのために泣いたり自分が大切にしたいことを見つけたり。そんな、生きていく中で大事なことがシンプルに表現されていて、普段忘れていたことを思い出させてくれる気がします。ちょっと心があらわれる1冊。

(荻窪本店 小西)